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9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.58%安の3211.39ポイントだった。深セン成分指数は0.32%高の9976.00ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1119億2800万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で推移した。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きもみられたが、勢いは限定的だった。トランプ米次期大統領の就任を今月20日に控え、米国の対中政策を巡る警戒感は強く、12月の米雇用統計の発表を10日に控えて様子見ムードも広がり、相場の重しとなった。一方、国家統計局が発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.1%上昇、生産者物価指数(PPI)は同2.3%下落だった(市場予想はそれぞれ0.1%上昇、2.4%下落)。セクター別では、銀行がほぼ全面安となったほか、海運・港湾や石油も売られた。半面、電子部品やバッテリー、自動車部品などが買われた。 A株市場では、中国神華能源(601088)や上海汽車集団(600104)、万達電影(002739)などが売られたほか、北米東岸のスト回避でコンテナ運賃が下落するとの見方から中遠海運能源運輸(600026)や中遠海運控股(601919)など海運株も安かった。半面、中興通訊(000063)や浙江三花智能控制(002050)がストップ高。用友網絡科技(600588)や江蘇恒立液圧(601100)も高かった。 上海B株指数は0.36%安の258.69ポイント、深センB株指数は0.17%高の1188.84ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3211.39ポイント 前日比:-18.78ポイント 騰落率:-0.58% 上海B株指数 引値:258.69ポイント 前日比:-0.93ポイント 騰落率:-0.36% 深セン成分指数 引値:9976.00ポイント 前日比:31.36ポイント 騰落率:0.32% 深センB株指数 引値:1188.84ポイント 前日比:2.00ポイント 騰落率:0.17% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3779.88ポイント 前日比:-9.34ポイント 騰落率:-0.25% |
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9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.09%高の19296.89ポイントだった。中国企業指数は0.13%高の6999.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で774億2000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、序盤に上げ幅を拡大。前日は終値ベースで昨年11月26日以来およそ1カ月半ぶりの安値を更新しただけに、値ごろ感からの買いが指数を押し上げた。ただ、中国と米国の対立激化や中国景気の先行きに対する不安は根強く、上値を買い上がる勢いは乏しい。10日発表の2024年12月の米雇用統計を見極めたい投資家は、積極的な売買を手控えているもよう。 個別では、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が7営業日ぶりに反発した。前日安かったテック株のSMIC(00981)、レノボグループ(00992)、小米集団(01810)も買い直された。即席麺大手の康師傅控股(00322)は11%超高。2024年10−12月期のブランド別増収率を発表したスポーツ用品大手の安踏体育用品(02020)が高い。半面、大型株の美団(03690)とAIAグループ(01299)が下げ、相場の重荷となっている。電気自動車メーカーの理想汽車(02015)、スポーツ用品の李寧(02331)、自動車販売の中升集団(00881)が大幅安。 |
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