中国の総合医薬品メーカー、中国生物製薬(
01177)は3日大引け後、最大で10億HKドルを投じる自社株買い計画を同日の取締役会で承認したと発表した。市況に応じて向こう12カ月間に実施する。2018年1月に導入した株式報奨制度の下で運営受託機関が公開市場で購入する普通株を含む。
同社取締役会は、同社の株価は最近大きく変動し、足元で企業価値が過小評価されているとの見方を示した。「投資家の信認を高め、株主総利回りを拡大するため自社株買い計画を決めた」と説明した。今年に入って同社が実施した自社株買いの規模は約3億HKドル。2023年6月に開いた定時株主総会で取締役会は発行済み株式の10%を上限に自社株買いを行う権限を認められており、新たに承認した計画はこの上限を大きく下回る。
中国生物製薬の3日終値は前営業日比3.89%安の2.72HKドル。