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指数: 15分ディレイ
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17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。終値は前日比0.73%安の3361.49ポイントだった。深セン成分指数は0.35%安の10537.43ポイントと3営業日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5103億5700万元だった。
上海総合指数は中盤まで前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい展開。大引けにかけて下げ幅を広げ、終値は11月29日以来およそ2週間ぶりの安値だった。中国景気の先行き不安が根強いなか、政策に期待する買いが指数を押し上げる場面があったものの、結局は幅広いセクターで売りが優勢となった。また、中国人民銀行(中央銀行)が前日に「タイムリーな預金準備率と金利の引き下げ」を表明する半面、米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが鈍化するとの観測が浮上し、人民元安の進行が警戒されたもよう。セクター別では不動産サービスが全面安のほか、教育、小売り、文化・メディア、繊維・アパレルが大きく下げた。一方、自動車とバッテリー素材、金融の一角が買われた。 A株市場では、前日高かったスーパーマーケット大手の永輝超市(601933)がストップ安となり、デパート大手の王府井集団(600859)が反落した。アニメーション制作の奥飛娯楽(002292)もストップ安を付けた。前日にストップ高だった海能達通信(002583)は大幅安。環境マネジメントの東江環保(002672)、光学部品大手の欧菲光集団(002456)、旅行会社の中青旅控股(600138)も売られた。半面、自動車メーカーのBYD(002594)と宇通客車(600066)、自動車部品の華域汽車系統(600741)が買われた。通信機器メーカーの中興通訊(000063)、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)も高い。 上海B株指数は2.70%安の269.72ポイント、深センB株指数は0.88%安の1222.04ポイントとともに3営業日続落した。 |
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上海総合指数
引値:3361.49ポイント 前日比:-24.84ポイント 騰落率:-0.73% 上海B株指数 引値:269.72ポイント 前日比:-7.48ポイント 騰落率:-2.7% 深セン成分指数 引値:10537.43ポイント 前日比:-36.49ポイント 騰落率:-0.35% 深センB株指数 引値:1222.04ポイント 前日比:-10.81ポイント 騰落率:-0.88% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3922.03ポイント 前日比:10.19ポイント 騰落率:0.26% |
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17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.39%安の19718.56ポイントだった。中国企業指数は0.30%安の7110.99ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で668億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、総じてマイナス圏でもみ合った。序盤は売り一巡後にわずかながらプラス圏へ浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。中国の景気懸念が引き続き重荷。米連邦準備理事会(FRB)が17−18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見気分も漂う。FOMCでは0.25%の利下げがほぼ確実視されているが、2025年の利下げ見通しを巡り、FOMCメンバーのFF金利見通し(ドット・プロット)が注目される。 個別では、医薬品ネット通販の京東健康(06618)、阿里健康(00241)、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)、自動車ディーラーの中升集団(00881)が安い。大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)なども軟調。半面、火鍋チェーン運営の海底撈国際(06862)、自動車・電池メーカーのBYD(01211)、石油メジャーのCNOOC(00883)、通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(00762)などが買いを集めた。 |
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