13日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。12日発表の7月の米消費者物価指数（CPI）を受けて9月の米利下げ期待が高まったほか、中国当局の政策支援を好感。中国政府は12日、個人消費ローンへの財政助成金政策を発表した。個人の借り入れコストを減らすことで、消費活性化と景気拡大を目指すとしている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.35％高の3678.73ポイントで推移。セクター別では、保険が全面高。電子化学品、非鉄金属、商業・百貨店、レアメタルなども高い。半面、海運・港湾運営、宝飾品、石炭、バッテリー素材などが売られている。

　13日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。注目された7月の米消費者物価指数（CPI）がおおむね予想通りとなり、12日にNY株式相場が反発した流れを引き継いだ。米連邦準備理事会（FRB）が9月に利下げするとの観測が広がり、幅広いセクターで買いが先行している。

　指数は始値で心理的節目の25000ポイントを上抜けた。日本時間午前10時33分現在、前日比0.96％高の25208.69ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2025年6月中間決算を発表した万洲国際（00288）が大幅高。中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）とJDドットコム（09618）も高い。即席麺大手の康師傅控股（00322）は反発した。一方、前日大引け後に25年6月中間決算を発表したチャイナ・ユニコム（00762）が逆行安。

上海総合指数
　始値：3668.66ポイント
　前日比：2.74ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：267.29ポイント
　前日比：-0.08ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：11371.08ポイント
　前日比：19.45ポイント
　騰落率：0.17％

深センB株指数
　始値：1327.31ポイント
　前日比：0.96ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4150.50ポイント
　前日比：6.67ポイント
　騰落率：0.16％