17日の中国本土株式市場で小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。前日に3月27日以来、3週ぶりの安値で終えた後とあって、買い戻しの動きが相場を支える半面、米利下げの先送り懸念や、中東情勢の緊迫化への警戒感、中国景気の先行き不透明感が引き続き重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.25％高の3014.49ポイントで推移。セクター別では、建設コンサルティング、プラスチック製品、ソフトウエア開発、インターネットサービスなどが高い。半面、銀行、保険が売られている。

　17日の香港市場でハンセン指数は続落して寄り付いた直後、上げに転じた。前日は大幅に4営業日続落し、終値が3月7日以来およそ6週間ぶりの安値となっただけに、値ごろ感に注目した買い直しが入ったもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.20％高の16281.23ポイントで推移している。個別では、保険大手のAIAグループ（01299）が買われて相場の上昇を主導。電気自動車の理想汽車（02015）、不動産開発の龍湖集団（00960）、スマートフォン部品の舜宇光学科技（02382）が大幅に反発している。半面、カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）が安い。石油株のペトロチャイナ（00857）は反落。

上海総合指数
　始値：3008.06ポイント
　前日比：0.99ポイント
　騰落率：0.03％

上海B株指数
　始値：252.15ポイント
　前日比：0.03ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：9180.51ポイント
　前日比：25.44ポイント
　騰落率：0.28％

深センB株指数
　始値：1061.62ポイント
　前日比：-0.79ポイント
　騰落率：-0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3509.13ポイント
　前日比：-1.98ポイント
　騰落率：-0.06％