29日の香港市場でハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ浮上。本土市場で安く始まった上海総合指数が上昇に転じたことが安心感につながったもよう。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.26％高の16579.80ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に発表した2023年12月本決算の予想上振れを好感して信義光能（00968）が急伸。半面、同じく決算発表を終えた百度（09888）、バドワイザーAPAC（01876）、新鴻基地産（00016）が売られている。

　29日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いた直後、上げに転じた。ハイテク分野を中心に、政策支援の拡大が期待できるセクターが買いを集め、相場を押し上げている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.68％高の2977.98ポイントで推移。セクター別では、電子化学品や半導体、コンピューター、インターネットサービス、ソフトウエア開発が高い。半面、農林水産業の一角が売られている。

上海総合指数
　始値：2943.62ポイント
　前日比：-14.23ポイント
　騰落率：-0.48％

上海B株指数
　始値：258.16ポイント
　前日比：-0.35ポイント
　騰落率：-0.14％

深セン成分指数
　始値：9001.28ポイント
　前日比：-45.82ポイント
　騰落率：-0.51％

深センB株指数
　始値：1064.51ポイント
　前日比：-1.00ポイント
　騰落率：-0.09％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3437.90ポイント
　前日比：-12.36ポイント
　騰落率：-0.36％