17日の香港市場で、ハンセン指数は続落して始まった。前日のNY市場で9％超下落したアリババ集団（09988）が大きく売られ、相場の重荷となっている。同社は四半期決算報告のなかで、米国による半導体輸出規制の強化を理由に、クラウド・インテリジェンス事業部門のスピンオフ計画の棚上げを発表。同社創業者の馬雲（ジャック・マー）氏の家族信託が同社の米預託株式（ADS）1000万株を売却すると伝わったことも、売りを誘った。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比1.17％安の17623.54ポイントで推移している。個別では、アリババ集団と子会社の阿里健康（00241）が安い。中国検索エンジン最大手の百度（09888）、電動工具の創科実業（00669）、都市ガスの新奥能源（02688）も売られている。半面、前日安かったパソコン大手のレノボグループ（00992）、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）が上昇している。

上海総合指数
　始値：3043.62ポイント
　前日比：-7.31ポイント
　騰落率：-0.24％

上海B株指数
　始値：232.97ポイント
　前日比：0.99ポイント
　騰落率：0.43％

深セン成分指数
　始値：9924.16ポイント
　前日比：-30.24ポイント
　騰落率：-0.3％

深センB株指数
　始値：1081.57ポイント
　前日比：-0.06ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3561.31ポイント
　前日比：-11.05ポイント
　騰落率：-0.31％

ハンセン指数
　始値：17584.32ポイント
　前日比：-248.50ポイント
　騰落率：-1.39％

中国企業指数
　始値：6029.14ポイント
　前日比：-87.56ポイント
　騰落率：-1.43％

レッドチップ指数
　始値：3438.95ポイント
　前日比：-15.90ポイント
　騰落率：-0.46％