3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.17％高の3316.33ポイントだった。深セン成分指数は0.20％安の11826.37ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5442億9700万元だった。

　上海総合指数は小高く始まった。全国人民代表大会（全人代）の開幕を5日に控え、政策の恩恵が期待できるセクターの物色が相場を押し上げた。中国メディアの財新と英IHSマークイットが午前に発表した2023年2月の財新中国サービス業購買担当者景気指数（PMI）が6カ月ぶりの高水準だったことも支援材料。ただ、デジタル経済テーマ株に売りが出て、上値を重くしている。一時は指数が下げに転じる場面があった。

　セクター別では、軍需関連や半導体、建設、小売りが上げる半面、インターネット・サービス、ソフトウエア、ゲーム、コンピューターが下げた。

　上海B株指数は0.05％安の296.68ポイントと3日ぶりに反落。深センB株指数は0.11％高の1225.04ポイントと4日続伸した。

上海総合指数
　引値：3316.33ポイント
　前日比：5.68ポイント
　騰落率：0.17％

上海B株指数
　引値：296.68ポイント
　前日比：-0.15ポイント
　騰落率：-0.05％

深セン成分指数
　引値：11826.37ポイント
　前日比：-23.14ポイント
　騰落率：-0.2％

深センB株指数
　引値：1225.04ポイント
　前日比：1.36ポイント
　騰落率：0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4118.84ポイント
　前日比：1.10ポイント
　騰落率：0.03％

　3日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。全国人民代表大会（全人代）の開幕を5日に控え、政策の恩恵が期待できるセクターの物色が相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.16％高の3316.00ポイントで推移している。セクター別では、半導体やバイオ製品、医療サービス、電子部品が上げる半面、造船、インターネット・サービス、通信サービスが下げている。