■サンズ・チャイナ（01928）：きょう2022年12月本決算を発表する。ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想は売上高が16億9800万米ドル、純損失が16億1100万米ドル。

■レノボグループ（00992）：きょう2022年10−12月期決算を発表する。ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想は売上高が162億7600万米ドル、純利益が4億6400万米ドル。

■中国神華能源（01088）：2023年1月の石炭販売量は前年同月比3.8％増の3010万トンだった。石炭生産量は3.2％減の2690万トン。

　17日の香港市場は前日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、上値の重い展開か。16日のNY市場は主要3指数がそろって下落。米1月卸売物価指数（PPI)が予想を上回る伸びとなり、前日の米1月消費者物価指数（CPI）に続いてインフレ高進が示されたほか、新規失業保険申請件数が予想を下回り、雇用の強さが明らかになった。また、ブラード米セントルイス連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁からのタカ派発言も米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めの長期化懸念を強めた。

　一方、中国の国家統計局が16日発表した2023年1月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち新築分譲住宅価格（保障性住宅を除く）が前月比で上昇したのは36都市となり、前月から21都市増えた。上昇した都市が下落した都市を上回るのは17カ月ぶり。また、中国の住宅ローン金利の目安となる期間5年超物の最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）に引き下げ余地があるとの見方を『中国証券報』が伝えており、不動産市況が持ち直すとの期待が引き続き相場の支えとなりそうだ。

　16日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.03％高の103.11米ドルと反発。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.99％安の149.01米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の16日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：103.11米ドル（+0.03％）
　■百度（BIDU）：149.01米ドル（-1.99％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：38.05米ドル（+0.58％）
　■JDドットコム（JD）：54.10米ドル（+3.58％）
　■ウェイボー（WB）：22.45米ドル（-0.66％）
　■ネットイース（NTES）：87.81米ドル（+1.67％）
　■モモ（MOMO）：9.89米ドル（-5.36％）
　■レンレン（RENN）：1.73米ドル（-2.81％）
　■捜狐（SOHU）：15.63米ドル（0％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：3.11米ドル（-1.89％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：8.27米ドル（-2.13％）