7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比0.29%高の3248.09ポイントだった。深セン成分指数は0.12%高の11926.88ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8456億5700万元だった。
上海総合指数はほぼ終日、プラス圏で推移した。新型コロナウイルス感染者の減少が続いていることを受け、中国経済の回復に対する期待が買いを支えた。ただ、米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退したほか、ここ最近の上昇を受けて利益確定の売りも広がり、指数は一時、マイナス圏に沈む場面もあった。セクター別では、電機、ゲーム、貴金属などが買われた半面、観光・ホテル、漢方薬、酒造などが売られた。
A株市場では、奥飛娯楽(
002292)や大族激光科技産業集団(
002008)などが大幅高となったほか、中国交通建設(
601800)や宇通客車(
600066)も買われた。北京や上海など一部の都市を除き、不動産の購入制限が全面的に撤廃されるとの見方から、万科企業(
000002)や保利発展控股集団(
600048)も買われた。半面、歌爾(
002241)や科大訊飛(
002230)、用友網絡科技(
600588)、万華化学集団(
600309)などが売られた。
上海B株指数は0.15%高の296.85ポイント、深センB株指数は0.19%高の1221.60ポイント。