11日の中国本土株式市場で上海総合指数は大幅に反発して始まった。米連邦準備理事会（FRB）が利上げを緩めるとの見方から前日のNY市場が大幅上昇した流れを引き継いだ。習近平国家主席とバイデン米大統領が14日にインドネシアのバリ島で会談することが決まり、両国関係の対立が和らぐとの期待からも買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比1.86％高の3092.74ポイントで推移している。セクター別では、貴金属やバッテリー素材、半導体が全面高となるなど全セクターで買いが優勢となっている。

　11日の香港市場でハンセン指数は急反発して始まった。前日の米株高の流れを引き継ぎ、米連邦準備理事会（FRB）が利上げを緩めるとの見方から買いが先行。始値で心理的節目の17000ポイントを上抜け、全面高の展開となっている。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比5.85％高の17021.75ポイントで推移している。個別では、大型ネット株の美団（03690）とJDドットコム（09618）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）が大きく買われている。不動産株の龍湖集団（00960）と碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）は大幅に反発。スポーツ用品の李寧（02331）、医薬品受託開発の李寧（02331）も高い。

上海総合指数
　始値：3099.65ポイント
　前日比：63.52ポイント
　騰落率：2.09％

上海B株指数
　始値：291.48ポイント
　前日比：1.95ポイント
　騰落率：0.67％

深セン成分指数
　始値：11217.11ポイント
　前日比：308.56ポイント
　騰落率：2.83％

深センB株指数
　始値：1123.14ポイント
　前日比：7.54ポイント
　騰落率：0.68％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3787.76ポイント
　前日比：102.07ポイント
　騰落率：2.77％