7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日続落。前場終値は前日比0.74%安の27865.25ポイントだった。中国企業指数は1.39%安の10126.62ポイント。半日のメインボードの売買代金は812億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は心理的節目の28000ポイントを大きく下回って寄り付いた後、同水準近くでもみ合った。前場後半に入ると、本土相場の上昇に伴って下げ幅を縮小したが、上値は重く勢いに欠け、節目を回復できずに前場の取引を終えた。中国当局が6日、海外に上場する中国企業への監督・管理を強化する方針を発表したことでハイテク株などが売られ、相場の重荷となっているもよう。
個別では、原油相場の下落を受けて、石油メジャー株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって安い。6月の新車販売台数を発表した吉利汽車(
00175)も下げている。ハイテク株の美団(
03690)やアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)のほか、銀行株のハンセン銀行(
00011)やHSBC(
00005)、不動産株の龍湖集団(
00960)や華潤置地(
01109)などにも売りが出ている。半面、医薬品株の薬明生物技術(
02269)や石薬集団(
01093)が高いほか、証券取引所運営の香港証券取引所(
00388)やスポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)なども買われている。