8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小反発。前場終値は前日比0.19％高の3486.19ポイントだった。深セン成分指数も0.16％高の14001.37ポイントと3日ぶりに小反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4688億200万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付いた。積極的な買い材料が乏しい中、中国当局の金融引き締めに対する警戒感から売りが先行。ただ、下値の堅さが意識されると、中盤以降は上向きに転じ、プラス圏に浮上した。前日まで続落した後とあって、反発狙いの買いが相場を支えたもよう。

　セクター別では、証券、保険が全面高となり、指数を押し上げた。鉄鋼、食品も買われた。半面、電力、造船、環境関連が軟調。

　上海B株指数は0.49％高の248.22ポイント、深センB株指数は0.39％安の1140.74ポイントだった。

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