31日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.43%安の3441.91ポイントだった。深セン成分指数は0.79%安の13778.67ポイントと4営業日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6874億3700万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏で推移した。前日まで3営業日続伸しただけに、週末の清明節3連休を前に利益確定売りが優勢。四半期末とあって持ち高を調整する動きも意識された。もっとも、下落率が1%を超える水準では下げ渋り、後場はもみ合いながら下げ幅をやや縮小した。企業の決算発表が前半のピークを迎え、業績を手掛かりとした売買が引き続き活発だった。
セクター別では、軍需、保険、証券、酒造が下げた半面、環境関連、インフラ建設、港湾・海運が買われた。
A株市場では、2020年12月本決算と株主割当増資計画を発表した東方証券(
600958)が安い。決算発表を終えた豚肉大手の河南双匯投資発展(
000895)、重機メーカーの三一重工(
600031)、不動産デベロッパーの万科企業(
000002)も売られた。半面、20年通期業績を好感して家電メーカーの海爾智家(
600690)、コンテナ大手の中国国際コンテナ(
000039)、インフラ建設の中国交通建設(
601800)、中国鉄建(
601186)が上昇した。
上海B株指数は0.18%安の245.19ポイントと5営業日ぶりに反落、深センB株指数は0.30%高の1132.40ポイントと4営業日続伸した。