14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.91%安の3565.90ポイントだった。深セン成分指数も1.92%安の15070.13ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1214億1800万元だった。
上海総合指数はほぼ終日マイナス圏で軟調に推移した。中国経済の回復や低金利環境の継続見通しを背景に相場の先高観は根強く、前日終値付近まで戻す場面もみられたが、ここ最近の上昇を受けて利益確定の売りが相場の重しとなった。また、河北省や黒龍江省で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、8カ月ぶりに死者が確認されたことも投資家心理を冷やした。セクター別では、航空・宇宙、酒造、造船などが売られた半面、通信、ソフトウエアなどが買われた。
A株市場では、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気し、上海国際機場(
600009)や中国旅遊集団中免(
601888)、春秋航空(
601021)などが売られた。広州汽車集団(
601238)やBYD(
002594)など自動車株の下落も目立った。半面、中国中車(
601766)や中国中鉄(
601390)などが買われた。
上海B株指数は0.37%高の250.50ポイントと3日続伸、深センB株指数は1.24%安の1087.53ポイントと反落した。