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27日のNY株式相場は大幅反落。米国の新型コロナウイルスの感染者数が中国やイタリアを上回ったことで、収束までの長期化見通しが強まり、米国経済への影響が懸念された。米下院で2兆米ドルの巨額景気刺激策が可決し、トランプ米大統領の署名で成立する見込みとなったことで下落幅を縮小する場面もあったが、取引終盤に再度売られた。前日までの3日間で21.30%高となったダウ平均は、朝方に1082米ドル安まで下落後、午後に224米ドル安まで反発したものの、915.39米ドル安(-4.06%)と4日ぶりの大幅反落で終了。ダウ平均採用の30銘柄はボーイングの10.27%安を筆頭にシェブロン、ウォルト・ディズニーなど28銘柄が下落した。S&P500も3.37%安と4日ぶりの大幅反落。11業種は公益が小幅に上昇したものの、10業種が下落。原油安を受けてエネルギーが7%近く下落したほか、IT、資本財、コミュニケーションが4%超下落した。ハイテク株主体のナスダック総合も3.79%安と大幅反落した。
週間ではダウ平均が12.84%高、S&P500が10.26%高、ナスダック総合が9.05%高とそろって3週ぶりの大幅反発となった。年初来ではダウ平均が24.18%安、S&P500が21.34%安、ナスダック総合が16.39%安となり、2月につけた史上最高値からは、ダウ平均が26.78%安、S&P500が24.95%安、ナスダック総合が23.58%安となった。 海外市況 |
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本土市場で上海総合指数は週間で1.0%高と3週ぶりに反発した。新型コロナウイルスの世界での感染拡大が続くなか、週初は前週末の米株安を受けて売りが先行したが、その後は持ち直す展開。新型コロナウイルスの発生源となった武漢の封鎖が4月8日に解除されるとの発表を受けて国内での終息期待が高まったほか、主要国の経済対策や中国の金融・財政政策を期待する買いが相場を支えた。上海総合指数は24日に2700ポイント台を回復し、27日には一時2800ポイント台に乗せる場面もあった。
終値 騰落率 週初来 年初来 03月23日 [月] 2660.17 -3.1% -3.1% -12.8% 03月24日 [火] 2722.44 +2.3% -0.8% -10.7% 03月25日 [水] 2781.59 +2.2% +1.3% -8.8% 03月26日 [木] 2764.91 -0.6% +0.7% -9.4% 03月27日 [金] 2772.20 +0.3% +1.0% -9.1% |
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香港市場ではハンセン指数が週間で3.0%高と3週ぶりに反発した。週明けは前週末の米株安の流れを引き継ぎ約5%安と急落したが、その後は総じて買い戻し優勢の展開となった。25日にはハンセン指数が約1週間ぶりに節目の23000ポイント台を回復。米国の2兆米ドル規模の景気刺激策をはじめ主要国による大規模な経済対策に対する期待が買いを誘ったほか、決算発表がピークをむかえるなか業績内容を手掛かりとした個別物色も活発化した。
終値 騰落率 週初来 年初来 03月23日 [月] 21696.13 -4.9% -4.9% -23.0% 03月24日 [火] 22663.49 +4.5% -0.6% -19.6% 03月25日 [水] 23527.19 +3.8% +3.2% -16.5% 03月26日 [木] 23352.34 -0.7% +2.4% -17.2% 03月27日 [金] 23484.28 +0.6% +3.0% -16.7% |
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