始値    前日比    騰落率 (%)

 ハンセン指数                 23198.34    246.10      1.07

 中国企業指数                  9570.82    104.88      1.11

 レッドチップ指数              3655.77     26.24      0.72

■テンセント（00700）：日本のゲーム開発会社マーベラスの株式20％を取得し、筆頭株主となる。25日にマーベラスの第三者割当増資を引き受ける契約を結んだほか、同社の主要株主の一部保有株を譲り受ける。

■吉利汽車（00175）：桂生悦最高経営責任者（CEO）が今年の販売目標を変更する考えがないと明らかにした。香港メディアが25日伝えた。

■キングソフト（03888）：2020年1−3月期決算をきょう発表する。前年同期の売上高は17億2700万元、純損益は6800万元の赤字だった。

　26日の香港市場は、買いが先行も上値が重い相場か。欧米や日本で経済活動の制限が段階的に解除されていることを受け、景気底入れを期待する買いが入りそうだ。半面、中国で開催中の全国人民代表大会（全人代）で香港「国家安全法」の審議が進んでおり、「一国二制度」が有名無実化して香港市場から資金や人材が流出しかねないとの警戒感がくすぶる。ハンセン指数が心理的節目の23000ポイント付近で伸び悩む展開がありそうだ。

　香港を巡る中国と米国の対立も懸念材料。もっとも、米国に上場する中国企業が母国に「回帰」すれば香港市場の活況につながるとの見方も出ている。25日のNY株式市場がメモリアルデーの祝日で休場だったこともあって、海外投資家の取引は低調になる可能性がある。

　四半期決算を手掛かりとする個別物色は引き続き活発となるだろう。きょうはキングソフト（03888）が2020年1−3月期決算を発表する。