22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.81%高の28210.93ポイントだった。中国企業指数は1.37%高の11120.31ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で545億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は高くスタート。前日は中国本土で発生した新型肺炎の感染拡大が嫌気されて全面安となり、終値がほぼ1カ月ぶりの安値圏だっただけに、買い戻しが先行した。序盤に下げに転じる場面があったものの、結局は前日に割り込んでいた心理的節目の28000ポイントを回復して前場の取引を終えた。
個別では、時価総額が大きいテンセント(
00700)とチャイナ・モバイル(
00941)、AIAグループ(
01299)が反発して相場の上昇を主導した。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)は大幅高。米アップルが2月に廉価版「iPhone」の新型の生産を始めると伝わり、買いを誘った。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)も高い。一方、カジノ株の銀河娯楽(
00027)の下げがきつい。恒隆地産(
00101)や新鴻基地産(
00016)などの香港系不動産株は総じて売られた。