■午後0時までの記事一覧：

【香港】長城汽車の25年6月中間決算、速報値は10％減益
【香港】信義ガラス、25年6月中間決算は55−65％減益の見通し
【香港】順豊控股、6月の宅配事業は14％増収
【香港】信義光能、25年6月中間決算は56−66％減益の見通し
【香港】中国国際金融傘下の中国中金財富証券、6月中間決算の純利益は9.9億元
【香港】中遠海運能源運輸、第三者割当増資計画を上海証取が認可

【中国】中国のLPR、7月は据え置き
【中国】人民元の21日の基準値は1米ドル＝7.1522元、前日比で0.034％元安
【中国】円通速逓、6月の宅配事業は11％増収
【中国】ウェイフ・ハイテク、B株のH株転換で香港上場を計画
【中国】中国化学工程、1−6月の新規受注額は1％増
【中国】上海耀皮ガラス、大株主が一部保有株の売却を計画
【中国】10大重点産業の安定成長計画を実施へ＝中国工業情報化部

　週明け21日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。米中貿易協議の進展や中国政府による景気対策への期待感は引き続き強く、買いが広がっているもよう。また、中国当局が「内巻（内向きの過当競争）」問題の解決に向けた動きを強化していることを受け、恩恵が期待できそうなセクターを中心に買いが入っている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.41％高の3549.04ポイントで推移している。セクター別では、セメント・建材や鉄鋼、建設機械などが買われる半面、保険が全面安。教育や電子化学品も売られている。

　週明け21日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国当局が18日にフードデリバリー大手3社を呼び出して過当競争の是正を指導したと伝わり、値下げ競争による収益性悪化への懸念が和らいだもよう。米ミシガン大学が18日発表した予想インフレ率が低下したことを受け、米長期金利が低下したことも相場を支えている

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.65％高の24986.69ポイントで推移している。個別ではフードデリバリー業務を手掛ける大型ネット株のJDドットコム（09618）やアリババ集団（09988）、美団（03690）がそろって買われ、相場の上昇を主導。ボトル入り飲料水大手の農夫山泉（09633）、スポーツ用品の李寧（02331）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）も高い。半面、前週末に2025年6月中間決算見通しを発表した信義ガラス（00868）が安い。カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）も売られている。