11日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。米中協議の進展に対する期待が地合いを支えるものの、前日に終値ベースで約3年半ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.04％高の3511.23ポイントで推移。セクター別では、造船が全面高。レアメタル、農業、貴金属なども買われている。半面、ガラス繊維、金融・投資関連、建設コンサルティング、採掘などが下げている。

　11日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。小高く寄り付いた後、上げ幅を拡大した。前日に続き、中国と米国の貿易交渉が進展すると期待する買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.53％高の24156.19ポイントで推移している。個別では、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発（02359）と薬明生物技術（02269）が高い。製薬の翰森製薬（03692）と中国生物製薬（01177）、香港不動産開発の新鴻基地産（00016）も買われている。半面、ネット株のJDドットコム（09618）や百度（09888）、ネットイース（09999）が売られている。

上海総合指数
　始値：3511.37ポイント
　前日比：1.69ポイント
　騰落率：0.05％

上海B株指数
　始値：261.90ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：10637.45ポイント
　前日比：6.32ポイント
　騰落率：0.06％

深センB株指数
　始値：1247.18ポイント
　前日比：-0.68ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4011.47ポイント
　前日比：1.45ポイント
　騰落率：0.04％