10日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上し、心理的節目の3500ポイント手前でもみ合う展開。米中協議の進展に対する期待が引き続き地合いを支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.15％高の3498.33ポイントで推移。セクター別では、貴金属と金融・投資関連が全面高。太陽光発電設備、セメント・建材、石炭なども高い。半面、軍需関連、宝飾品、コンピューター、ソフトウエア開発などが売られている。

　10日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前日のNY市場の上昇が好感される半面、中国では来週前半にかけて主要経済指標の発表が予定されており、様子見ムードが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.09％安の23870.90ポイントで推移している。個別では、JDドットコム（09618）や百度（09888）、ハンセン銀行（00011）などが売られる半面、舜宇光学科技（02382）やBYDエレクトロニック（00285）、翰森製薬（03692）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3491.50ポイント
　前日比：-1.55ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：261.14ポイント
　前日比：0.17ポイント
　騰落率：0.07％

深セン成分指数
　始値：10593.70ポイント
　前日比：11.90ポイント
　騰落率：0.11％

深センB株指数
　始値：1242.94ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3993.42ポイント
　前日比：2.02ポイント
　騰落率：0.05％