週明け7日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。4日のNY市場が独立記念日の休場で手掛かり難のなか、ハイテク株が売られて相場の重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時44分現在、前営業日比0.68％安の23752.58ポイントで推移。個別では、大型ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）が売られて相場の重荷となっている。太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）、スマートフォン・車載部品メーカーのBYDエレクトロニック（00285）と舜宇光学科技（02382）も安い。一方、ショート動画プラットフォームの快手科技（01024）、不動産株の華潤置地（01109）、恒基兆業地産（00012）が買われている。

■碧桂園（02007）：2025年6月の不動産販売額（共同出資事業や関連会社を含む権益ベース）が前年同月比34.7％だった。1−6月累計では前年同期比35.5％減の167億5000万元。

■広州汽車集団（02238/601238）：ホンダやトヨタ自動車との合弁会社を含む傘下各社の2025年6月の新車販売台数が前年同月比8.2％減の15万100台だった。うち、新エネルギー車は7.1％減の3万200台、省エネルギー車は11.0％増の4万3000台。

■衆安在線財産保険（06060）：H株の第三者割当増資が4日に完了した。機関投資家などを引受先にH株2億1500万（増資後の発行済み株式総数の12.76％）を割り当てた。1株当たりの割当価格は18.25HKドル。

　週明け7日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。4日はNY市場が独立記念日で休場だったとあって、手掛かり材料に乏しい上、上海総合指数は前週末に終値で昨年10月8日以来、約9カ月ぶりの高値を付けており、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比0.11％安の3468.54ポイントで推移している。セクター別では、貴金属が全面安となっているほか、造船や鉄鋼も安い。半面、電力やガラス繊維、包装資材などが買われている。