24日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた直後、上げに転じた。中東緊迫化への警戒感が和らぎ、買いが優勢となっている。トランプ米大統領は米東部時間23日午後6時（日本時間24日午前7時）すぎ、イスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」と自身のSNSに投稿した。停戦の手続きは6時間後に始まると説明した。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.23％高の3389.26ポイントで推移している。セクター別では、ゲームや自動車、空運、電機が買われる半面、採掘、石油、ガス、海運・港湾が売られている。

　24日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。トランプ米大統領が自身のSNSにイスラエルとイランが完全な停戦で合意したと投稿したことが好感されているほか、米連邦準備理事会（FRB）のボウマン副議長の発言を受けて米国の利下げ期待も高まり、買いが広がっている。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比1.04％高の23934.46ポイントで推移している。個別では、2025年6月中間決算で35％増益となる見通しを発表した中国宏橋（01378）が買われているほか、理想汽車（02015）や中升集団（00881）、創科実業（00669）も高い。半面、CNOOC（00883）やペトロチャイナ（00857）が売られている。

上海総合指数
　始値：3380.08ポイント
　前日比：-1.50ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：255.38ポイント
　前日比：1.12ポイント
　騰落率：0.44％

深セン成分指数
　始値：10074.27ポイント
　前日比：25.88ポイント
　騰落率：0.26％

深センB株指数
　始値：1170.16ポイント
　前日比：1.33ポイント
　騰落率：0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3862.39ポイント
　前日比：4.49ポイント
　騰落率：0.12％