18日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。イスラエルとイランの軍事衝突や米政府の関与を巡って緊張が高まるなか、中東の地政学リスクを見極めたい投資家が積極的な売買を手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.02％安の3386.69ポイントで推移している。セクター別では、保険が全面安。レアメタル、宝飾品、美容・ケアなども安い。半面、酒造、消費者向け電子製品、半導体などが買われている。

　18日の香港市場でハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、続落して始まった。イランとイスラエルの軍事衝突が続くなか、運用リスクを回避する売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.48％安の23865.62ポイントで推移している。個別では、大型ネット株の美団（03690）とアリババ集団（09988）、新エネルギー車の理想汽車（02015）、不動産開発の華潤置地（01109）が安い。半面、消費関連の海底撈国際（06862）、万洲国際（00288）、バドワイザーAPAC（01876）が買われている。

上海総合指数
　始値：3386.14ポイント
　前日比：-1.26ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：255.58ポイント
　前日比：-0.37ポイント
　騰落率：-0.14％

深セン成分指数
　始値：10142.58ポイント
　前日比：-8.85ポイント
　騰落率：-0.09％

深センB株指数
　始値：1164.52ポイント
　前日比：1.51ポイント
　騰落率：0.13％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3871.65ポイント
　前日比：1.27ポイント
　騰落率：0.03％