17日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、中東の地政学リスクを見極めたい投資家が積極的な売買を手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.02％高の3389.25ポイントで推移している。セクター別では、化学肥料や医療機器・サービス、農業・水産業、医薬品が買われる半面、採掘、石油、ガス、宝飾品が売られている。

　17日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。イスラエルとイランの軍事衝突を巡る過度な懸念が後退し、前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、香港市場でも買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.09％高の24083.47ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）やテンセント（00700）が買われて指数を押し上げているほか、銀河娯楽（00027）やサンズ・チャイナ（01928）も高い。半面、周大福珠宝（01929）が利益確定の売りに押されているほか、創科実業（00669）やBYD（01211）も売られている。

上海総合指数
　始値：3388.18ポイント
　前日比：-0.55ポイント
　騰落率：-0.02％

上海B株指数
　始値：256.00ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：10177.67ポイント
　前日比：14.12ポイント
　騰落率：0.14％

深センB株指数
　始値：1158.38ポイント
　前日比：0.85ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3875.18ポイント
　前日比：1.38ポイント
　騰落率：0.04％