ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、9日は上昇が10業種、下落が2業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　医療・ヘルスケア：11,095.72（+4.81％)
　2　一般消費財：2,944.75（+2.12％)
　3　工業：1,032.62（+1.72％)
　4　金融：4,344.42（+1.69％)
　5　情報技術：16,147.34（+1.55％)
　6　コングロマリット：1,550.86（+0.68％)
　7　不動産・建設：1,552.69（+0.54％)
　8　必需消費財：15,479.61（+0.52％)
　9　通信：1,815.27（+0.06％)
　10　エネルギー：11,052.55（+0.05％)
　11　公共事業：5,527.95（-0.29％)
　12　素材：8,344.64（-1.06％)

ハンセン指数
　引値：24181.43ポイント
　前日比：388.89ポイント
　騰落率：1.63％

中国企業指数
　引値：8780.13ポイント
　前日比：150.38ポイント
　騰落率：1.74％

レッドチップ指数
　引値：4077.82ポイント
　前日比：27.13ポイント
　騰落率：0.67％

　週明け9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。終値は前営業日比0.43％高の3399.77ポイントだった。深セン成分指数は0.65％高の10250.14ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2864億1100万元だった。

　上海総合指数は小高く寄り付いた後、総じてプラス圏でもみ合った。終値ベースで5月14日以来、およそ4週間ぶりの高値を更新。米国と中国はこの日にロンドンで閣僚級貿易協議を開く予定で、協議の進展に対する期待が相場を支えた。もっとも、心理的節目の3400ポイントに乗せる場面もあったが、同水準では伸び悩み、上値の重さが目立った。

セクター別では、化学製薬、バイオ製品、医療サービス、バッテリーなどが高い。半面、鉄道・道路、貴金属、保険などが売られた。

　A株市場では、テック株の用友網絡科技（600588）、欧菲光集団（002456）、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技（002459）、豚肉大手の牧原食品（002714）、医薬品メーカーの上海復星医薬（600196）などが高い。前週末に安かったゲーム関連の奥飛娯楽（002292）が大幅に反発した。半面、自動車メーカーのBYD（002594）、自動車部品の恵州市徳賽西威汽車電子（002920）、調味料メーカーの仏山市海天調味食品（603288）、酒造大手の貴州茅台酒（600519）などが売られた。

　上海B株指数は0.27％高の256.89ポイント、深センB株指数は0.49％安の1187.93ポイント。