27日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日の米株式市場が休場だったとあって、特段の新たな材料に乏しい。トランプ米政権が貿易相手国と進める関税交渉の先行きを見極めたいとの気分も漂う。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.05％安の3345.32ポイントで推移。セクター別では、食品・飲料や酒造、銀行が買われる半面、電機、貴金属、コンシューマーエレクトロニクスが売られている。

　27日の香港市場でハンセン指数は続落して寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。26日の米国市場はメモリアルデーで休場のため、市場全体を動かす材料が乏しい。5月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）の発表を週末に控え、様子見気分も漂う。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.04％高の23290.72ポイントで推移。個別では、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）、ビールメーカーの華潤ビール（00291）、不動産管理サービスの華潤万象生活（01209）、医薬品受託製造の薬明生物技術（02269）などが高い。半面、前日大引け後に決算を発表した大型ネット美団（03690）や、JDドットコム（09618）が安い。自動車・電池メーカーのBYD（01211）が続落している。

上海総合指数
　始値：3346.50ポイント
　前日比：-0.34ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：259.53ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：10074.03ポイント
　前日比：-17.13ポイント
　騰落率：-0.17％

深センB株指数
　始値：1190.85ポイント
　前日比：0.04ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3857.63ポイント
　前日比：-2.48ポイント
　騰落率：-0.06％