21日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日に続き、中国当局による景気刺激策に期待する買いが相場を支えている。中国の内需関連株の上昇が目立つ。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.36％高の23766.66ポイントで推移。個別では、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団（02899）が買いを集めている。スポーツ用用品の安踏体育用品（02020）、宝飾品販売の周大福珠宝（01929）、新エネルギー車大手のBYD（01211）も高い。一方、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）、通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）、海運大手の東方海外（00316）が売られている。

　21日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ浮上。前日に最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）の7カ月ぶりの引き下げが発表されたことを受け、中国当局による景気刺激策に期待する買いが引き続き相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.19％高の3386.74ポイントで推移。セクター別では、医薬品販売と貴金属が全面高。石炭、バッテリー、電力も買われている。半面、海運・港湾運営、化学繊維、造船などが下げている。

上海総合指数
　始値：3380.21ポイント
　前日比：-0.27ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：259.75ポイント
　前日比：0.02ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：10246.52ポイント
　前日比：-2.65ポイント
　騰落率：-0.03％

深センB株指数
　始値：1194.08ポイント
　前日比：0.24ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3899.44ポイント
　前日比：1.27ポイント
　騰落率：0.03％