週明け19日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。午前に発表される4月の中国主要経済指標の内容を確認したい投資家が、積極的な売買を手控えているもよう。米国と中国は10−11日の高官協議で関税の90日間停止に合意しており、最終的な貿易協定に向けた交渉の進展を見定めたいとの気分も強い。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.74％安の23171.24ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）と美団（03690）が売られ、相場の重荷となっている。アリババ集団子会社の阿里健康（00241）、光学部品メーカーの舜宇光学科技（02382）も安い。半面、海運大手の東方海外（00316）、都市ガスの新奥能源（02688）が買われている。

　週明け19日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。日本時間午前11時に鉱工業生産など4月の主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードは強く、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比0.08％安の3364.83ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材が全面安となっているほか、美容や電源設備も売られている。半面、貴金属が全面高。海運・港湾、不動産サービスなども買われている。

上海総合指数
　始値：3365.88ポイント
　前日比：-1.58ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：259.31ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：10171.29ポイント
　前日比：-8.31ポイント
　騰落率：-0.08％

深センB株指数
　始値：1192.38ポイント
　前日比：-2.68ポイント
　騰落率：-0.22％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3882.57ポイント
　前日比：-6.52ポイント
　騰落率：-0.17％