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9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.30%安の3342.00ポイントだった。深セン成分指数は0.69%安の10126.83ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1920億2200万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。トランプ政権が中国からの輸入品にかける関税を大幅に引き下げることを検討していると伝わったものの、不透明感は依然として強く、週末を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなった。一方、中国の税関総署が9日発表した2025年4月の米ドル建て貿易統計は、輸出が前年同月比8.1%増となり、市場予想(1.9%増)を大きく上回ったが、10日には物価統計が発表されるとあって、様子見ムードも強まった。セクター別では、輸送設備が全面安となったほか、半導体や採掘、自動車サービスなども売られた。半面、銀行が全面高。美容関連や繊維・アパレルなども買われた。 A株市場では、用友網絡科技(600588)や啓明星辰信息技術集団(002439)、奥飛娯楽(002292)、永輝超市(601933)などが売られた。半面、国軒高科(002074)が大幅高となったほか、海信家電集団(000921)や興業銀行(601166)、中信銀行(601998)などが買われた。 上海B株指数は0.02%安の260.05ポイント、深センB株指数は0.22%安の1184.62ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3342.00ポイント 前日比:-10.00ポイント 騰落率:-0.30% 上海B株指数 引値:260.05ポイント 前日比:-0.05ポイント 騰落率:-0.02% 深セン成分指数 引値:10126.83ポイント 前日比:-70.83ポイント 騰落率:-0.69% 深センB株指数 引値:1184.62ポイント 前日比:-2.58ポイント 騰落率:-0.22% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3846.16ポイント 前日比:-6.74ポイント 騰落率:-0.17% |
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9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら7営業日続伸。前場終値は前日比0.01%高の22777.82ポイントだった。中国企業指数は0.26%安の8278.56ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で967億4000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して始まった後、前日終値を挟んで一進一退の展開。米国が中国からの輸入品に課している145%の関税を50−54%に下げる可能性を米紙が報じ、米中貿易交渉の進展に期待する買いが先行した。ただ、ハンセン指数は50日移動平均線(前引け時点で22802.64ポイント)を超える水準では伸び悩んだ。一方、トランプ米政権がバイデン前政権によって打ち出された人工知能(AI)向け半導体の輸出規制案を見直すとの報道を受け、中国半導体企業が国産化政策の恩恵を受けにくくなるとの懸念から関連銘柄が売られた。 個別では、香港不動産株の恒基兆業地産(00012)と新鴻基地産(00016)、宝飾品販売の周大福珠宝(01929)、海運大手の東方海外(00316)が大幅に反発。銀行株の招商銀行(03968)と中銀香港(02388)も買われた。時価総額が大きいHSBC(00005)、アリババ集団(09988)は上昇して相場を支えた。半面、前日大引け後に2025年1−3月期決算を発表したSMIC(00981)が7%近く下げた。本土系不動産株の中国海外発展(00688)と華潤置地(01109)はともに続落。中国当局が新築住宅の販売を完成後に限定する方針と伝わり、開発業者の資金繰り悪化が警戒されたもよう。豚肉大手の万洲国際(00288)、医薬品ネット通販の京東健康(06618)も売られた。 |
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