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24日のNY株式相場は大幅続伸。貿易問題の進展期待を背景にメガキャップを中心に買い戻しの動きが続いた。前日にトランプ米大統領が中国に対してより穏健な姿勢で臨む用意があるとし、現在145%の対中関税が大幅に下がることを示唆したほか、この日はスコット・べッセント財務長官が韓国との間で早ければ来週にも理解に基づく合意に達する可能性があるとした。ただ、中国側は米中間の交渉は行われていないとした。
前日までに2日続伸したダウ平均は軟調にスタートしたが、終盤に551米ドル高まで上昇し、486.83米ドル高(+1.23%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.03%高、2.74%高で終了し、主要3指数がそろって大幅に3日続伸した。 S&P500の11セクターは生活必需品(-0.96%)を除く10セクターが上昇。ITが3.54%高となったほか、コミュニケーション、一般消費財、資本財、素材が2%超上昇し、エネルギー、ヘルスケア、金融も1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の28.45ポイントから26.47ポイントへと3日連続で低下した。 メガキャップは軒並み大幅高。エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、テスラがそろって3%超上昇したほか、引け後に決算を発表するアルファベットが2.53%高となり、時価総額最大のアップルも1.84%上昇した。半導体株はエヌビディアのほか、マイクロチップ・テクノロジーが12.38%高、オン・セミコンダクターが9.12%高、インテルが4.37%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が3.45%高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5.63%%高と大幅に3日続伸した。 引け後に決算を発表したアルファベットは売上高と利益が予想を上回り、株価は時間外で約5%上昇。一方、弱い第2四半期見通しが嫌気されたインテルが時間外で5%超下落した。 |
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25日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、反発して始まるか。トランプ米政権が関税を巡って中国への強硬姿勢を緩和し始めたとの見方から買いが先行しそうだ。報道によるとトランプ米大統領は24日、中国側と毎日接触していると発言。24日にも記者団に「彼らとは今朝会合をした」と強調した。また、米経済指標の悪化を受けた利下げがあり得るとの米連邦準備理事会(FRB)高官発言を受け、24日に米長期金利が低下したことも地合いの改善につながるだろう。
もっとも、米中関税交渉の先行きが不透明な中、買い一巡後はハンセン指数が伸び悩む展開があり得る。中国商務部と外交部の報道官はそれぞれ24日に開いた記者会見で、米中関税交渉の開始を否定した。ベッセント米財務長官も23日、中国との協議はまだ始まっていないと明らかにした。 24日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって大幅に3日続伸した。貿易問題の進展期待を背景にメガキャップを中心に買い戻しの動きが続いた。香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、英金融大手のHSBC(00005)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が香港終値を上回って引けた。 |
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