23日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸スタート。寄り付きで心理的節目の3300ポイントに乗せた。中国政府が打ち出す景気刺激策への期待が引き続き支えとなっている。ただ、節目付近の売り圧力も意識され、上値は重い。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.18％高の3305.58ポイントで推移している。セクター別では、消費者向け電子製品、自動車部品、コンピューター、ソフトウエア開発などが高い。半面、貴金属が全面安となっているほか、宝飾品、商業・百貨店などが売られている。

上海総合指数
　始値：3308.15ポイント
　前日比：8.39ポイント
　騰落率：0.25％

上海B株指数
　始値：254.78ポイント
　前日比：-0.12ポイント
　騰落率：-0.05％

深セン成分指数
　始値：9956.37ポイント
　前日比：86.32ポイント
　騰落率：0.87％

深センB株指数
　始値：1179.01ポイント
　前日比：3.16ポイント
　騰落率：0.27％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3803.43ポイント
　前日比：19.48ポイント
　騰落率：0.51％

　23日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。始値で心理的節目の22000ポイントを上抜け、ほぼ全面高となっている。べッセント米財務長官が22日、投資家との会合で米中貿易戦争の緩和の可能性に言及し、同日の米株式相場が大幅反発した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時30分現在、前日比2.25％高の22047.32ポイントで推移。個別では、株式配当と無償増資の実施計画を発表したBYD（01211）が大きく買われている。中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）、スマートフォン大手の小米集団（01810）、光学部品の舜宇光学科技（02382）、パソコン大手のレノボグループ（00992）も高い。一方、金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）が逆行安。