◇4月17日（木）
【1Q決算】浙江海正薬業（600267）
【期末決算】恒力石化（600346）
【期末決算】中華企業（600675）
【期末決算】長春欧亜集団（600697）
【期末決算】利華益維遠化学（600955）
【期末決算】東方航空物流（601156）
【期末決算】新疆雪峰科技（603227）
【期末決算】四方科技集団（603339）
【1Q決算】上海風語筑文化科技（603466）
【期末決算】上海風語筑文化科技（603466）
【期末決算】氷輪環境技術（000811）
【期末決算】貴州黔源電力（002039）
【期末決算】美年大健康産業控股（002044）
【期末決算】大連華鋭重工集団（002204）
【期末決算】安徽江南化工（002226）
【期末決算】四川川大智勝ソフト（002253）
【期末決算】福建南平太陽電纜（002300）
【期末決算】深セン市兆馳（002429）
【期末決算】安徽輝隆農資集団（002556）
【期末決算】崇達技術（002815）
【権利落日】長纜科技集団（002879）(期末配当）
【権利落日】恵州市徳賽西威汽車電子（002920）(期末配当）

　16日のNY株式相場は大幅続落。エヌビディアが大幅安となりハイテク株の下落を主導したほか、パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長が関税による経済の影響に懸念を示したことも相場の重しとなった。

　エヌビディアは、米政府が性能を落としたAI用グラフィックプロセッサー「H20」の中国向け輸出を禁止したことに関連して55億米ドルの費用を計上すると発表したことが嫌気され、6.87％安となったほか、アドバンスト･マイクロ･デバイセズも7.35％下落。メガキャップはアップル、マイクロソフト、テスラ、メタも3-4％下落した。

　ダウ平均は下落してスタート後、小幅にプラス圏まで上昇したが、パウエルFRB議長発言を受けて974米ドル安まで下落し、699.57米ドル安（-1.73％）で終了。S&P500は一時3.26％安まで下落し、2.24％安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は4.50％安まで下落後、3.07％安で終了した。

　S&P500の11セクターはエネルギー（+0.80％）を除く10セクターが下落。ITが3.94％安となったほか、一般消費財、コミュニケーションが2％超下落し、金融、資本財、生活必需品、ヘルスケアも1％超下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の30.12ポイントから32.64ポイントに上昇した。

　パウエルFRB議長が、トランプ関税は短期的にインフレを押し上げる可能性があり、「目標からさらに遠ざかる可能性が高い」と述べたことで早期利下げ期待が後退した。米10年債利回りは前日の4.323％から4.280％に低下したが、シカゴ・マーカンタイル取引所（CME）のフェドウォッチ・ツールの6月利下げ確率は前日の72％から68％に低下した。経済指標では3月小売売上高が前月比1.4％と前月の+0.2％から上昇し、予想の+1.3％を上回る伸びとなった。

　16日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比4.93％安の106.75米ドルと続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も2.42％安の82.50米ドルと続落した。主な中国関連ネット・IT株の16日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：106.75米ドル（-4.93％）
　■百度（BIDU）：82.50米ドル（-2.42％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：55.55米ドル（-1.63％）
　■JDドットコム（JD）：35.33米ドル（-5.64％）
　■ウェイボー（WB）：7.54米ドル（-2.20％）
　■ネットイース（NTES）：97.41米ドル（-0.63％）
　■ハロー・グループ（MOMO）：5.29米ドル（-3.82％）
　■滴滴全球（DIDI）：4.02米ドル（-1.95％）
　■捜狐（SOHU）：7.91米ドル（-2.94％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：3.59米ドル（-1.37％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：12.33米ドル（-3.60％）
　■PDDホールディングス（PDD）：92.35米ドル（-1.83％）