休場明け7日の中国本土株式市場で上海総合指数は大幅に続落して始まった。前週末のNY市場が大幅下落した流れを引き継いだ。トランプ米政権が発表した相互関税に対し、中国商務部は4日、米国からのすべての輸入品に34％の追加関税を課すなどの報復措置を発表しており、世界的な景気後退などが懸念され、本土市場でも売りが広がっている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比3.84％安の3213.63ポイントで推移している。セクター別では、コンシューマーエレクトロニクスや電機、自動車部品が全面安となるなど、ほぼ全セクターで売りが優勢となっている。半面、農業・漁業の一角が買われている。

　週明け7日の香港市場でハンセン指数は急落して始まった。始値で前週末比2120ポイント近く下げ、全面安の展開となっている。トランプ米政権の相互関税に対抗して中国が4日に報復措置を発表したことで、グローバルな貿易戦争への警戒感が強まった。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比8.38％安の20935.51ポイントで推移。個別では、パソコン大手のレノボグループ（00992）、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック（00285）、光学部品の舜宇光学科技（02382）の下げがきつい。英金融大手のHSBC（00005）、医薬品関連の無錫薬明康徳新薬開発（02359）、薬明生物技術（02269）、阿里健康（00241）も大きく売られている。

上海総合指数
　始値：3193.10ポイント
　前日比：-148.91ポイント
　騰落率：-4.46％

上海B株指数
　始値：255.95ポイント
　前日比：-11.53ポイント
　騰落率：-4.31％

深セン成分指数
　始値：9747.66ポイント
　前日比：-618.07ポイント
　騰落率：-5.96％

深センB株指数
　始値：1177.35ポイント
　前日比：-39.53ポイント
　騰落率：-3.25％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3675.20ポイント
　前日比：-186.30ポイント
　騰落率：-4.82％