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指数: 15分ディレイ
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3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.24%安の3342.01ポイントだった。深セン成分指数は1.40%安の10365.73ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1376億2000万元だった。
上海総合指数は安く始まった。トランプ米大統領が中国からの輸入品に対して34%の「相互関税」をかけると公表し、輸出関連を中心に嫌気した売りが先行。中国商務部報道官が3日、相互関税に「断固として反対」し、対抗措置を講じると表明した伝わり、米中貿易摩擦の激化懸念が広がった。前場は中国の内需振興策や金融緩和に期待する買いが指数をプラス圏に押し上げる場面があったものの、後場は軟調に推移した。セクター別では、電機が全面安のほか、コンシューマーエレクトロニクス、家電、電子部品、電源設備が売られた。半面、物流、農林水産業、観光が買われた。 A株市場では電子部品株の歌爾(002241)、立訊精密工業(002475)、浙江水晶光電科技(002273)がストップ安。家電株の海信家電集団(000921)、美的集団(000333)、海爾智家(600690)もそろって売られた。台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)、アルミ大手の中国アルミ(601600)は続落した。一方、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933)がストップ高。半導体製造装置の北方華創科技集団(002371)、空運の中国東方航空(600115)も買われた。 上海B株指数は0.07%高の267.48ポイントと4日ぶりに反発。深センB株指数は0.28%安の1216.88ポイントと続落した。 |
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上海総合指数
引値:3342.01ポイント 前日比:-8.12ポイント 騰落率:-0.24% 上海B株指数 引値:267.48ポイント 前日比:0.19ポイント 騰落率:0.07% 深セン成分指数 引値:10365.73ポイント 前日比:-147.39ポイント 騰落率:-1.4% 深センB株指数 引値:1216.88ポイント 前日比:-3.38ポイント 騰落率:-0.28% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3861.50ポイント 前日比:-22.89ポイント 騰落率:-0.59% |
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3日前場の香港市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.58%安の22835.91ポイントだった。中国企業指数は1.44%安の8408.88ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1639億7000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の23000ポイントを割り込んで寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。米国の「相互関税」を嫌気し、リスクオフの動きが優勢。トランプ米大統領は2日、世界各国からの輸入品に対して「相互関税」をかけると公表した。原則、各国に10%の関税をかけた上で、国・地域ごとに異なる税率を上乗せする。中国に適用する相互関税は合計で34%となる。これを受けて中国商務部の報道官は談話を発表し、相互関税に「断固として反対し、自らの権益を守るために断固たる対抗措置を講じる」とした。 個別では、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)、電動工具大手の創科実業(00669)、スマートフォン部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(00285)、家電大手の海爾智家(06690)など輸出売上比率の高い銘柄が急落。大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)も大幅安。半面、本土不動産株の華潤置地(01109)、華潤万象生活(01209)、台湾系食品メーカーの康師傅控股(00322)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(01997)などが逆行高を演じた。 |
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