週明け31日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前週末のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、本土市場でも売りが広がっている。一方、中国の国家統計局が寄り付きと同時に発表した3月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は50.5となり、市場予想と一致した。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.08％安の3348.60ポイントで推移している。セクター別ではプラスチック製品や電機、汎用設備などが売られている。半面、貴金属や自動車、電力などが買われている。

　週明け31日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。トランプ米政権による相互関税の詳細公表を4月2日に控え、前週末の米株式相場が続落した流れを引き継いだ。週内に米国で雇用関連の指標が相次いで発表されるとあって、米連邦準備理事会（FRB）の政策方針を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前営業日比0.86％安の23225.32ポイントで推移している。個別では、スポーツ用品の李寧（02331）が大幅に反落。香港コングロマリットの長江和記実業（00001）、カジノ運営のサンズ・チャイナ（01928）、中国検索大手の百度（09888）が安い。一方、製薬の翰森製薬（03692）が買われている。

上海総合指数
　始値：3343.34ポイント
　前日比：-7.97ポイント
　騰落率：-0.24％

上海B株指数
　始値：272.34ポイント
　前日比：-0.78ポイント
　騰落率：-0.29％

深セン成分指数
　始値：10559.66ポイント
　前日比：-47.67ポイント
　騰落率：-0.45％

深センB株指数
　始値：1228.58ポイント
　前日比：0.85ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3905.98ポイント
　前日比：-9.19ポイント
　騰落率：-0.23％