週明け24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.25％安の3356.50ポイントだった。深セン成分指数は0.38％安の10647.18ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8730億6100万元だった。

　上海総合指数は方向感を欠いた。指数は前週末まで3日続落し、終値で約1週間ぶり安値をつけた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きもみられたが、トランプ米政権の関税を巡る不透明感などが相場の重しとなった。一方、決算発表シーズンに入っており、業績などを手掛かりに個別物色が活発だった。セクター別では、航空・宇宙が全面安となったほか、インターネットサービスや内装も売られた。半面、観光・ホテルや化学肥料、保険が買われた。

　上海B株指数は0.48％安の272.74ポイント、深センB株指数は0.48％安の1225.03ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3356.50ポイント
　前日比：-8.33ポイント
　騰落率：-0.25％

上海B株指数
　引値：272.74ポイント
　前日比：-1.32ポイント
　騰落率：-0.48％

深セン成分指数
　引値：10647.18ポイント
　前日比：-40.37ポイント
　騰落率：-0.38％

深センB株指数
　引値：1225.03ポイント
　前日比：-5.86ポイント
　騰落率：-0.48％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3922.04ポイント
　前日比：7.34ポイント
　騰落率：0.19％

　週明け24日の中国本土株式市場で上海総合指数は横ばいで始まった後、プラス圏で推移している。トランプ米大統領が21日、中国の習近平国家主席と関税について協議する計画を示したと伝わり、米中貿易摩擦への警戒感がやや和らぎ、買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.21％高の3371.90ポイントで推移している。セクター別では観光・ホテルや保険が全面高となっているほか、小売りやゲームも買われている。半面、貴金属や採掘、不動産サービスが売られている。