19日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日まで3営業日続伸し、終値ベースで昨年12月12日以来およそ3カ月ぶりの高値を連日で更新した後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.14％安の3424.94ポイントで推移。セクター別では、電子部品、バッテリー、海運・港湾運営、電源設備などが安い。半面、貴金属、自動車、医薬品などが買われている。

　19日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日は3営業日続伸し、終値が2022年2月17日以来およそ3年1カ月ぶりの高値だっただけに、利益確定売りが先行。19日に米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果公表とパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の記者会見を控え、様子見ムードが強い。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.44％安の24632.66ポイントで推移している。個別では、ネット株のアリババ集団（09988）と百度（09888）、美団（03690）が売られ、相場の重荷となっている。新興電気自動車メーカーの理想汽車や、前日大引け後に2024年12月本決算を発表したチャイナ・ユニコム（00762）も下落。一方、ビール大手の華潤ビール（00291）とバドワイザーAPAC（01876）、英金融大手のHSBC（00005）が買われている。

上海総合指数
　始値：3424.17ポイント
　前日比：-5.59ポイント
　騰落率：-0.16％

上海B株指数
　始値：274.44ポイント
　前日比：-0.13ポイント
　騰落率：-0.05％

深セン成分指数
　始値：11003.73ポイント
　前日比：-11.02ポイント
　騰落率：-0.1％

深センB株指数
　始値：1240.37ポイント
　前日比：-1.31ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4004.83ポイント
　前日比：-2.89ポイント
　騰落率：-0.07％