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14日のNY株式相場は大幅反発。経済指標が悪化したものの、主要3指数が週初から大きく下落したことや、ホワイトハウスから関税問題に関しての新たなネガティブ材料が無かったことで、足もとで大きく下落した銘柄を中心に買い戻しが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖が回避される見通しとなったこともセンチメントの改善につながった。
ダウ平均は上昇してスタートすると、終盤に714米ドル高まで上げ幅を広げ、674.62米ドル高(+1.65%)と5日ぶりに反発して終了。前日に高値から10%超下落し「調整相場」入りとなったS&P500も終日プラス圏で推移し、2.13%高と大幅反発。ハイテク株主体のナスダック総合も2.61%高と大幅反発した。S&P500、ナスダック総合はともに今年最大の上昇率を記録した。 ただ、週間ではダウ平均が3.07%安と2023年3月以来の大幅安を記録し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.27%安、2.43%安で終了。ダウ平均が2週続落となり、S&P500、ナスダック総合は4週続落を記録した。 業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。ITが3.03%高と上昇率トップとなり、エネルギー、金融、一般消費財、コミュニケーションも2%超上昇した。足もとで大きく下落したマグニフィセント・セブンはエヌビディアが5.27%高、テスラが3.86%高となったほか、メタ、アマゾン、マイクロソフトが2%超上昇し、アップル、アルファベットも1%超上昇した。 経済指標は、3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が57.9と前月の64.7や予想の63.1を大きく下回った。併せて発表された同1年先期待インフレ率速報値は前月の4.3%から4.9%に上昇し、同5年先期待インフレ率速報値も3.5%から3.9%に上昇。景気悪化懸念が強まる一方、インフレ見通しも高まった。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の24.66ポイントから21.77ポイントに低下した。 |
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NYMEX原油 中心限月
終値:67.18 前日比:0.63 騰落率:0.95% COMEX金 中心限月 終値:3001.10 前日比:9.80 騰落率:0.33% LME銅 3カ月物 終値:9780.50 前日比:-3.00 騰落率:-0.03% LMEアルミ 3カ月物 終値:2681.50 前日比:-21.75 騰落率:-0.80% |
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週明け17日の香港市場は続伸か。中国の景気刺激策に期待する買いが先行しそうだ。中国共産党中央委員会と国務院(内閣に相当)が先ごろ、内需振興政策の「行動方案」を実施するよう各地方に通知したと伝わった。人民元の対米ドル相場が落ち着くなか、中国人民銀行(中央銀行)が利下げしやすくなったとの観測も広がっている。決算発表や業績見通しを受けた個別物色も引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、ハンセンテック指数構成銘柄の金蝶国際ソフト(00268)とテンセント・ミュージック(01698)が2024年12月本決算を発表する。
ただ、週内に中国と米国の経済指標の発表を控え、ハンセン指数は心理的節目の24000ポイントを上抜けた後は伸び悩む展開があり得る。きょうは2月の米小売売上高が発表される。18−19日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、声明文とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が市場の注目を集めるだろう。 14日のNY株式相場はダウ平均が5営業日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も反発した。ホワイトハウスから関税問題に関しての新たなネガティブ材料が無かったことで、足元で大きく下落した銘柄を中心に買い戻しが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖が回避される見通しとなったこともセンチメントの改善につながった。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、美団(03690)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が香港終値を上回った半面、新興電気自動車メーカーの理想汽車(02015)が下回って引けた。 |
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