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指数: 15分ディレイ
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11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比0.41%高の3379.83ポイントだった。深セン成分指数は0.33%高の10861.16ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆4818億9600万元だった。
上海総合指数は米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、総じてマイナス圏でもみ合ったが、終盤にプラス圏に切り返すと、この日の高値で引けた。「トランプ関税」が世界経済に及ぼす影響や、米中貿易摩擦の激化への懸念が引き続き重しとなったものの、政策期待が買いを支えた。全国人民代表大会(全人代)は7日間の会期を経て午後に閉幕した。2025年の国内総生産(GDP)成長率目標「5%前後」の達成に向け、今後打ち出される政策への期待が根強い。 セクター別では、航空・宇宙関連、美容・ケア、宝飾品、電機、酒造などが高い。半面、建設機械、医療サービス、医薬品販売、教育などが売られた。 A株市場では、アニメーション制作会社の奥飛娯楽(002292)がストップ高。ネットワークセキュリティー会社の啓明星辰信息技術集団(002439)、映画館運営の万達電影(002739)、酒造の瀘州老窖(000568)、貴州茅台酒(600519)、鉄鋼大手の宝山鋼鉄(600019)なども買いを集めた。半面、テック株の浙江三花智能控制(002050)、北方華創科技集団(002371)、自動車メーカーの上海汽車集団(600104)、環境関連の東江環保(002672)、港湾運営の上海国際港務(600018)などが下げた。 上海B株指数は0.06%高の267.12ポイント、深センB株指数は0.23%安の1206.84ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3379.83ポイント 前日比:13.67ポイント 騰落率:0.41% 上海B株指数 引値:267.12ポイント 前日比:0.15ポイント 騰落率:0.06% 深セン成分指数 引値:10861.16ポイント 前日比:35.46ポイント 騰落率:0.33% 深センB株指数 引値:1206.84ポイント 前日比:-2.73ポイント 騰落率:-0.23% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3941.42ポイント 前日比:12.62ポイント 騰落率:0.32% |
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11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.93%安の23562.09ポイントだった。中国企業指数は0.72%安の8662.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1770億2000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を2%超下回って寄り付いた後、下げ幅を縮小する展開。中国では全国人民代表大会(全人代)がきょう午後に閉幕する予定で、今後打ち出される政策への期待は強いものの、米国の景気減速懸念から前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継ぎ、マイナス圏で軟調に推移。中国景気の先行き不安や米中の対立激化なども警戒され、相場の重しとなった。 個別では、美団(03690)やアリババ集団(09988)、HSBC(00005)などが売られて指数を押し下げた。金相場の下落を受けて紫金鉱業集団(02899)が4%超下げたほか、JDドットコム(09618)や新東方教育科技(09901)の下落も目立った。半面、中国生物製薬(01177)や恒安国際集団(01044)、農夫山泉(09633)が買われた。 |
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