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6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比1.17%高の3381.10ポイントだった。深セン成分指数は1.77%高の10898.75ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆9064億5700万元だった。
上海総合指数は次第に上げ幅を広げる展開。大引けにかけて上値が重くなったものの、終値は2月27日以来1週間ぶりの高値となった。テック株を中心に幅広い銘柄が買われ、相場を押し上げた。習近平国家主席が5日、全国人民代表大会(全人代)の江蘇省代表団の分科会で、技術イノベーションと産業イノベーションの融合を先導し、深層の改革と高水準の開放を率先して進めるよう求め、材料視されたもよう。中国国営新華社によると、習氏は「第14次5カ年計画(2021−25年)」の発展目標を円満に達成するため、経済規模の大きい省が重要な役割を果たさなければならないと強調した。人民元の対米ドル相場の上昇も買い安心感につながった。中国人民銀行(中央銀行)が設定したこの日の人民元相場の基準値は1米ドル=7.1692元で、2月6日以来1カ月ぶりの元高/ドル安水準だった。 セクター別ではゲームが全面高のほか、ソフトウエア開発、インターネットサービス、文化・メディア、電源設備が大幅に上昇。半面、鉄鋼や銀行が下げた。 A株市場では、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、民営ソフトウエア会社の広聯達科技(002410)、監視カメラメーカーの浙江大華技術(002236)がストップ高を付けた。浙江大華技術と同業の杭州海康威視数字技術(002415)、産業システム開発の上海宝信ソフト(600845)、オンラインゲーム会社の巨人網絡集団(002558)も高い。一方、2月のバス販売台数を発表した宇通客車(600066)が大幅安。銀行株の上海銀行(601229)、中国民生銀行(600016)、中国光大銀行(601818)、中信銀行(601998)、中国建設銀行(601939)、上海浦東発展銀行(600000)がそろって1%超下げた。 上海B株指数は0.87%高の266.24ポイント、深センB株指数は0.25%高の1221.62ポイントとともに4日続伸した。 |
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上海総合指数
引値:3381.10ポイント 前日比:39.14ポイント 騰落率:1.17% 上海B株指数 引値:266.24ポイント 前日比:2.30ポイント 騰落率:0.87% 深セン成分指数 引値:10898.75ポイント 前日比:189.29ポイント 騰落率:1.77% 深センB株指数 引値:1221.62ポイント 前日比:3.08ポイント 騰落率:0.25% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3956.24ポイント 前日比:53.67ポイント 騰落率:1.38% |
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6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。前場終値は前日比2.64%高の24216.93ポイントだった。中国企業指数は2.88%高の8878.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で2167億8000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付き後ほどなく心理的節目の24000ポイントに乗せると、その後もプラス圏で堅調に推移した。米国がメキシコとカナダに対する一部関税の適用を1カ月猶予すると発表したことが好感されたほか、中国では全国人民代表大会(全人代)が11日までの日程で開かれているとあって、政策期待から買いが広がった。 個別では、アリババ集団(09988)やテンセント(00700)、美団(03690)が買われて指数を押し上げたほか、快手科技(01024)は14%近く上昇した。前日急騰していた長江和記実業(00001)は11.68%高と大幅に続伸。半面、原油価格の下落を受けてCNOOC(00883)が売られたほか、周大福珠宝(01929)や康師傅控股(00322)も下げた。 |
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