6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比1.06％高の3377.22ポイントだった。深セン成分指数は1.75％高の10896.66ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆1656億8900万元だった。

　上海総合指数は次第に上げ幅を広げ、前場の高値圏で引けた。ハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われ、相場を押し上げた。中国国営新華社によると、習近平国家主席が5日、全国人民代表大会（全人代）の江蘇省代表団の分科会で、技術イノベーションと産業イノベーションの融合を先導し、深層の改革と高水準の開放を率先して進めるよう求めた。習氏は「第14次5カ年計画（2021−25年）」の発展目標を円満に達成するため、経済規模の大きい省が重要な役割を果たさなければならないと強調した。人民元の対米ドル相場の上昇も買い安心感につながったもよう。中国人民銀行（中央銀行）が設定したきょうの人民元相場の基準値は1米ドル＝7.1692元で、2月6日以来1カ月ぶりの元高／ドル安水準。

　セクター別では、ソフトウエア開発、インターネットサービス、ゲーム、文化・メディア、コンピューターが高い。半面、建設機械や鉄鋼、銀行が下げた。

　上海B株指数は0.56％高の265.43ポイント、深センB株指数は0.02ポイント安の1218.52ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3377.22ポイント
　前日比：35.26ポイント
　騰落率：1.06％

上海B株指数
　引値：265.43ポイント
　前日比：1.49ポイント
　騰落率：0.56％

深セン成分指数
　引値：10896.66ポイント
　前日比：187.20ポイント
　騰落率：1.75％

深センB株指数
　引値：1218.52ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3951.28ポイント
　前日比：48.71ポイント
　騰落率：1.25％

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