■信義ガラス（00868）：2024年12月本決算をきょう発表する。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が217億100万HKドル、純利益は33億7200万HKドル。

■新鴻基地産（00016）：2024年12月中間決算は売上高が前年同期比45.0％増の399億3300万HKドル、純利益は17.7％減の75億2300万HKドルだった。中間配当は1株当たり0.95HKドルと前年同期と同水準に維持した。

■キングボード・ラミネート（01888）：27日大引け後、2024年12月本決算で純利益が13億HKドルを超え、前年比で43％以上増加する見通しを発表した。

　27日のNY株式相場は下落。トランプ関税問題や、エヌビディアの大幅安、経済指標の悪化など悪材料が重なった。トランプ米大統領が1カ月延期したカナダとメキシコに対する25％の輸入関税を予定通り3月4日に発動すると発表し、中国に対しても10％の追加関税を課すとした。エヌビディアは予想を上回る決算やガイダンスが好感されて3％近く上昇してスタートしたが、その後は売りに押され8％超下落して終了した。新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことも米国の景気悪化懸念を強めた。

　ダウ平均は上昇してスタート後、451米ドル高まで上昇したが、193.62米ドル安（-0.45％）で終了し、2日続落した。前日に5日ぶりに反発したS&P500とナスダック総合もそれぞれ1.59％安、2.78％安と大幅に反落した。週初来ではダウ平均が0.43％安、S&P500が2.52％安、ナスダック総合は5.02％安となった。

　S&P500の11セクターは金融、エネルギー、不動産など4セクターが上昇した一方、ITの3.79％安を筆頭に、公益、コミュニケーション、一般消費財など7セクターが下落した。半導体株はエヌビディアが8.48％下落したほか、ブロードコムが7.11％安、アドバンスト･マイクロ･デバイセズが4.99％安、クアルコムが4.73％安となり、フィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）は6.09％下落した。

　センチメントは大幅に悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の19.10ポイントから21.13ポイントに上昇し、昨年12月19日以来の高水準となった。

　27日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.82％安の136.55米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も1.01％安の88.26米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の27日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：136.55米ドル（-1.82％）
　■百度（BIDU）：88.26米ドル（-1.01％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：57.20米ドル（-2.41％）
　■JDドットコム（JD）：42.54米ドル（+0.02％）
　■ウェイボー（WB）：10.53米ドル（-2.68％）
　■ネットイース（NTES）：100.45米ドル（-0.81％）
　■ハロー・グループ（MOMO）：7.67米ドル（-2.17％）
　■滴滴全球（DIDI）：4.93米ドル（+1.65％）
　■捜狐（SOHU）：13.46米ドル（-3.86％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：5.27米ドル（-5.89％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：12.75米ドル（-1.39％）
　■PDDホールディングス（PDD）：118.68米ドル（-0.91％）