27日の中国本土株式市場で上海総合指数は小反落して始まった。前日に終盤に上げ幅を拡大し、1％超高で終えた後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.05％安の3378.63ポイントで推移。セクター別では、鉄鋼、太陽光発電設備、航空・宇宙関連、銀行、証券などが安い。半面、不動産サービス、教育、ゲームなどが買われている。

　27日の香港市場でハンセン指数は小安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上する展開。全国人民代表大会（全人代）の開幕を来週に控え、政策期待から買いが広がっているもよう。ただ、指数は前日に3％超上昇し、終値で2022年2月21日以来およそ3年ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.54％高の23915.87ポイントで推移している。個別では、理想汽車（02015）やBYD（01211）、吉利汽車（00175）など自動車株が高いほか、AIAグループ（01299）やアリババ集団（09988）も買われている。半面、トリップ・ドットコム（09961）や快手科技（01024）が売られている。

上海総合指数
　始値：3378.45ポイント
　前日比：-1.76ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：263.75ポイント
　前日比：0.40ポイント
　騰落率：0.15％

深セン成分指数
　始値：10969.92ポイント
　前日比：14.27ポイント
　騰落率：0.13％

深センB株指数
　始値：1218.14ポイント
　前日比：-2.42ポイント
　騰落率：-0.2％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3961.06ポイント
　前日比：1.12ポイント
　騰落率：0.03％