週明け17日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。ロイター通信が14日、「中国の習近平国家主席がアリババ集団（09988）創業者の馬雲（ジャック・マー）氏ら同国ビジネスリーダーとの会合を開く計画」と伝え、好感した買いが続いている。人工知能（AI）関連を物色する動きも相場を押し上げた。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比1.52％高の22963.47ポイントで推移している。個別では大型ネット株のアリババ集団やテンセント（00700）、美団（03690）が大きく買われ、相場の上昇を主導。医薬品ネット通販の阿里健康（00241）と京東健康（06618）、通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）、ショート動画の快手科技（01024）も高い。半面、光学部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック（00285）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）が売られている。

　週明け17日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国人民銀行（中央銀行）が発表した1月の金融統計で融資増加額と社会融資総量が市場予想を上回ったことが好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.15％高の3351.82ポイントで推移している。セクター別では、保険が全面高。医療サービス、教育、医療機器、造船なども高い。半面、貴金属が全面安となっているほか、宝飾品、非鉄金属、バッテリー素材などが売られている。

上海総合指数
　始値：3355.42ポイント
　前日比：8.70ポイント
　騰落率：0.26％

上海B株指数
　始値：267.29ポイント
　前日比：0.15ポイント
　騰落率：0.06％

深セン成分指数
　始値：10820.96ポイント
　前日比：71.50ポイント
　騰落率：0.67％

深センB株指数
　始値：1225.52ポイント
　前日比：1.17ポイント
　騰落率：0.1％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3954.41ポイント
　前日比：15.40ポイント
　騰落率：0.39％