13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.52％高の22191.01ポイントだった。中国企業指数は1.34％高の8165.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1563億8000万HKドル。

　ハンセン指数は序盤に心理的節目の22000ポイントに乗せると、その後もプラス圏で堅調に推移した。トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談したことを受け、ロシアとウクライナの停戦が実現するとの期待が高まり、買いが広がった。また、人工知能（AI）の開発や応用を手掛けるテック企業への買いも続いた。

　個別では、アリババ集団（09988）や美団（03690）が買われて指数を押し上げた。阿里健康（00241）が8％超上昇したほか、快手科技（01024）や百度（09888）は7％超上昇した。半面、BYDエレクトロニック（00285）やレノボグループ（00992）、万洲国際（00288）などが売られた。

ハンセン指数
　引値：22191.01ポイント
　前日比：333.09ポイント
　騰落率：1.52％

中国企業指数
　引値：8165.83ポイント
　前日比：107.75ポイント
　騰落率：1.34％

レッドチップ指数
　引値：3715.81ポイント
　前日比：14.49ポイント
　騰落率：0.39％

　13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.12％安の3342.22ポイントだった。深セン成分指数は0.47％安の10658.19ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆1499億500万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付いた後、総じてマイナス圏でもみ合った。プラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。指数が前日に年初来高値を更新した後とあって、足元で買われていた大規模言語モデル「DeepSeek」関連の一角に利益確定売りが出て、相場を押し下げた。

　セクター別では、電機が全面安。コンシューマーエレクトロニクス、半導体、電子部品なども安い。半面、酒造、バッテリー、文化・メディア、不動産開発・サービスなどが買われた。

　上海B株指数は横ばいの266.56ポイント、深センB株指数は0.31％高の1211.84ポイントだった。