11日の香港市場でハンセン指数は続伸スタート。低コストの大規模言語モデル「DeepSeek（ディープシーク）」の登場を受けて国内で人工知能（AI）応用が加速すると期待されるなか、ネット株への買いが続いている。もっとも、ハンセン指数が約4カ月ぶり高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.05％高の21533.15ポイントで推移。個別では、高度運転支援システム「天神之眼」を全シリーズに搭載することを明らかにしたBYD（01211）と子会社のBYDエレクトロニック（00285）や、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、産金大手の紫金鉱業集団（02899）などが高い。大型ネット株の百度（09888）、美団（03690）が続伸。半面、自動車メーカーの吉利汽車（00175）、理想汽車（02015）、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能（00968）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3323.67ポイント
　前日比：1.50ポイント
　騰落率：0.05％

上海B株指数
　始値：267.25ポイント
　前日比：0.08ポイント
　騰落率：0.03％

深セン成分指数
　始値：10640.84ポイント
　前日比：9.59ポイント
　騰落率：0.09％

深センB株指数
　始値：1210.69ポイント
　前日比：1.11ポイント
　騰落率：0.09％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3905.16ポイント
　前日比：4.10ポイント
　騰落率：0.11％

ハンセン指数
　始値：21656.82ポイント
　前日比：134.84ポイント
　騰落率：0.63％

中国企業指数
　始値：7990.65ポイント
　前日比：43.84ポイント
　騰落率：0.55％

レッドチップ指数
　始値：3658.66ポイント
　前日比：5.09ポイント
　騰落率：0.14％