週明け3日の香港市場で、ハンセン指数は前週末の米株式相場が下落した流れを引き継いで反落して始まった。トランプ米大統領が1日、カナダとメキシコ、中国からの輸入品追加関税を課す大統領令に署名したことで、運用リスクを回避する売りが先行。寄り付き直後に心理的節目の20000ポイントを割り込んだ。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比1.51％安の192919.62ポイントで推移している。個別では、朝方に2024年10−12月期決算を発表したカジノ株のサンズ・チャイナ（01928）と同業の銀河娯楽（00027）が大幅安。中国検索サービス大手の百度（09888）、オンライン旅行会社のJDドットコム（09618）も売られている。半面、半導体ファウンドリーのSMIC（00981）、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）、豚肉大手の万洲国際（00288）が高い。

ハンセン指数
　始値：20048.87ポイント
　前日比：-176.24ポイント
　騰落率：-0.87％

中国企業指数
　始値：7313.88ポイント
　前日比：-68.25ポイント
　騰落率：-0.92％

レッドチップ指数
　始値：3551.24ポイント
　前日比：-52.58ポイント
　騰落率：-1.46％

■理想汽車（02015）：2025年1月の納車台数は前年同月比4.0％減の2万9900台だった。これまでの納車台数は累計で116万3800台となった。

■蔚来集団（09866）：2025年1月の納車台数は前年同月比37.9％増の1万3863台だった。1月末までの累計納車台数は68万5427台となった。

■サンズ・チャイナ（01928）：2024年10−12月期決算（米国会計基準）の純利益は前年同期比17.7％減の2億3700万米ドルだった。売上高は5％減の17億6000万米ドル。