17日の香港市場で、ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ反落スタート。前日まで3日続伸した後とあって、週末を前に利益確定売りが重荷。中国の2024年10−12月期国内総生産（GDP）などの主要経済指標の発表を日本時間の午前11時に控え、様子見気分も漂う。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.27％安の19469.99ポイントで推移。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）、ネットイース（09999）、百度（09888）や、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）、不動産デベロッパーの華潤置地（01109）などが安い。半面、台湾系食品メーカーの康師傅控股（00322）、半導体受託製造のSMIC（00981）や、国際金融株のAIAグループ（01299）、HSBC（00005）などが買われている。

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日の米株安が嫌気されているほか、中国国家統計局がきょう2024年10−12月期国内総生産（GDP）など主要経済指標を発表する予定で、様子見ムードが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.32％安の3225.61ポイントで推移している。セクター別では、鉄道・道路が全面安となっているほか、小売りや不動産サービスなどが売られている。半面、風力発電設備やバッテリー素材、造船などが買われている。

上海総合指数
　始値：3226.76ポイント
　前日比：-9.27ポイント
　騰落率：-0.29％

上海B株指数
　始値：260.83ポイント
　前日比：-1.47ポイント
　騰落率：-0.56％

深セン成分指数
　始値：10059.99ポイント
　前日比：-41.11ポイント
　騰落率：-0.41％

深センB株指数
　始値：1191.56ポイント
　前日比：-3.28ポイント
　騰落率：-0.27％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3788.37ポイント
　前日比：-12.01ポイント
　騰落率：-0.32％