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週明け30日の香港市場は、方向感に乏しいか。年末が近づくなか、薄商いで値動きが大きくなりやすいと予想する。あす31日は半日のみの取引で、後場から1月1日まで休場となる。また、中国の国家統計局があす発表する12月の製造業購買担当景気指数(PMI)の結果を見極めようと、次第に様子見ムードが広がりそうだ。
前週末に米長期金利が上昇し、米株式相場が下落したことで、香港市場でも運用リスクを取りにくくなるだろう。来月発足するトランプ次期政権の下で米国の財政が悪化し、インフレが再燃すれば、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを進めにくくなるとの懸念は根強い。 27日のNY株式相場は、ダウ平均が6営業日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合はともに続落した。アップルなどのハイテク・ジャイアントが利益確定売りに押され、相場の下落を主導した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はネット株のテンセント(00700)、保険株の中国平安保険(02318)が香港終値を下回った半面、銀行株のHSBC(00005)と中銀香港(02388)が上回って終えた。 |
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27日のNY株式相場は下落。米大統領選後に大きく上昇したテスラ(-4.95%)や、年初から170%以上上昇したエヌビディア(-2.09%)、連日で上場来高値を更新し、時価総額が4兆ドルに迫ったアップル(-1.32%)などのハイテク・ジャイアントが利益確定売りに押され、相場の下落を主導した。米10年債利回りが前日の4.579%から4.629%に上昇したことも重しとなった。
ダウ平均は軟調にスタートすると、一時564米ドル安まで下げ幅を広げ、333.59ドル安(-0.77%)で終了。6営業日ぶりの反落となった。S&P500とナスダック総合も終日マイナス圏で推移し、それぞれ1.11%安、1.49%安で終了。ともに2日続落となった。 ただ、週間ではダウ平均が0.35%高と4週ぶりに反発し、S&P500も0.67%高と3週ぶりに反発。ナスダック総合は0.76%高と反発し、ダウ平均、S&P500をアウトパフォームした。12月月初来ではダウ平均が4.27%安、S&P500が1.02%安となった一方、ナスダック総合は2.62%高と2カ月続伸ペースとなった。 業種別ではS&P500の全11セクターが下落。一般消費財、IT、コミュニケーションが1%超下落し、不動産、資本財、金融も0.8%超下落した。半導体株はエヌビディアのほか、スーパー・マイクロ・コンピューターが5.22%安となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.01%安と5営業日ぶりに反落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.73ポイントから15.95ポイントに上昇した。 |
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